有田焼 哲彰 作 宝瓶(ほうびん) 銀河釉
¥27,500 税込
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有田焼から中尾哲彰 作の宝瓶(ほうびん)のご紹介です。
「ほうひん」とも言いますが、持ち手のない急須のような器で
急須よりも小さく、玉露などいいお茶を、じっくりと味わって頂くための
ものです。
持ち手がないと、熱くて持てないのではないかと心配される方も
いらっしゃると思いますが、玉露などのいいお茶は
沸騰したての湯では入れず、少し冷ました60度強から70度弱程度の湯で
ゆっくりと抽出するため、持ち手はそれほど必要としません。
本当にいいお茶を一煎、二煎、三煎と三回にわたって
茶葉の味が変化するのを楽しむため、容量も150㏄弱と
少量になっています。
お茶をごくごくたくさん飲むのではなく、本当にいい茶葉を
少量ずつ味わって楽しむための器です。
そのため、金気が出ないように金網などはなく、
宝瓶に予め空けられた穴で湯切りをする作りとなっています。
それでも多少は、宝瓶自体が熱くなるため、指で持つ部分に丸い出っ張りが
両側に二つずつ付けられており、少しでも熱さが伝わらないように
工夫されています。
この丸い出っ張りは同時に滑り止めの役割もあり、扱いやすくなっています。
親指と中指で宝瓶の両側を持って、人差し指で蓋を抑え注ぐ形になりますが
蓋の摘みの中心に空気穴が空けられており、湯が出る量をその空気穴を
人差し指で塞いだり、すかしたりして、出るお茶の量を調整することが
多少なりとも出来るようになっています。
普通は蓋の平面のどこかに、空気穴を空けますが、そうしますと
蓋の向きによって、空気穴の位置が一定しないため
空気穴を塞ぎにくくなりますが、摘みの位置は常に蓋の中心にあり
空気穴を塞ぐのに、常に指の位置が一定となるので使いやすくなります。
穴を空け辛い摘みの中心に、わざわざ空けてあるのは以上の理由からです。
一番の特徴である、釉薬はうすいきれいな緑色で、結晶のように銀色が
浮かびあがっており、とてもきれいに見えます。
一方、黒く窯変している部分もあり、きれいさを渋さの両面を
併せ持っている数少ない器といえます。
最後に、液だれもしない口造りであることも実際に水を入れて
実験をして確認しております。
小さい器ですが、随所にこだわりが凝縮されて詰まっているこだわりの器です。
径 約8.5㎝ 高さ 約6㎝ 全長 約10㎝
容量 150CC弱
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