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九谷焼 釉裏金彩 香炉 台付
¥16,500
九谷焼から釉裏金彩の香炉のご紹介です。 釉裏金彩とは本焼きした陶磁器に薄い金箔を 貼り合わせて焼き付け、その上に透明な 釉薬を施し低温焼成する技法です。 繊細な金箔の扱い方や釉薬との反応、 焼成温度で金が変色する可能性があり 極めて高い技術が必要とされる技法です。 釉薬の下に金箔があるため金箔が剝がれたり 変色したり汚れにくく耐久性が高い特徴が あります。 この香炉は小ぶりですが、黄緑色の清々しく きれいな色彩になっています。 黄色と緑色が不規則に塗られ、鳥を型取った 金箔が貼られ所々に金散らしが見られます。 蓋にはひょうたんの透かしが入れられ、 香炉内が酸欠で種火が消えないように、 工夫されています。 九谷焼らしい絢爛豪華で美しい香炉に 仕上がっています。 香炉本体 径 7.5㎝ 高さ 10㎝ 台 幅 14.7㎝ 奥行 8.6㎝ 高さ 1.5㎝
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清水焼 陶楽 作 聞香炉(ききこうろ) 紫三島
¥11,000
SOLD OUT
清水焼から陶楽 作の聞香炉(ききこうろ)の ご紹介です。 聞香炉とは飾ったり置いておく香炉ではなく 香道や茶道などで使う「香を聞く」為の 香炉です。 「香を聞く」とは香のかおりを嗅ぎ分けて 味わうことをいい、その修練が芸能となり 香道が発達しました。 茶道でも香を聞くことがなされており、 聞香炉は茶道でも使われます。 聞香炉は手で持って香を聞くので、小ぶりに 作られており香を聞きやすいように、煙返し (縁を内側に曲げる)が付いておらず、 一重口になっています。 扱いやすいように寸胴型で蓋がなく 三つ足になっています。 この聞香炉は三島という焼物で、元は朝鮮の 陶磁器で濃い鼠色の素地土とその表面を 白い化粧土で覆った焼きものです。 三島にも様々な種類がありますが、陶楽の 三島は本格的で、生地はすべて手づくりで その上から「印花」(いんか)といって 花模様の印を押しこれに化粧掛けを施して のち拭いとり「象嵌」(ぞうがん)のような 感じを出し、これに釉薬を施したものです。 特に外側には多くの「印花」が押されており 大変な手間と高い技術が注がれています。 この釉薬は紫がかったものが使われており ほんのりとした紫色が美しく特徴と なっています。 口径 7.7㎝ 高さ 7㎝
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清水焼 南蛮 三島詰 香炉
¥5,500
清水焼から手づくり香炉のご紹介です。 実際に灰や香を中に入れて、香を焚くことが できる本格的な香炉です。 「南蛮」とは、昔南方の異国の地で焼かれた 焼物のことで特定の国や窯の製品を指すもの ではありません。 東南アジアなど南国で作られていた無釉の 焼き締めの陶器で表面がざらっとしていて、 ざっくりした土っぽい雰囲気をしています。 黒褐色のものが多く日本で作られていても こうした作風であれば「南蛮」といいます。 この三島は「印花」と言われる花の形をした 型押しの印を表面に手作業で一つずつ押して 印を押して凹んだ部分に白い土を摺り込んで 入れることで黒の中に白花が浮かび上がって 見えます。 大変な手間と高度な職人の技術が注ぎ 込まれています。 丸みを帯び胴から下部へ細く締まっていて スタイリッシュな造形となっています。 お洒落な三つ脚が付けられ蓋は酸欠を防ぐ為 楕円の穴があけられ機能的になっています。 飽きの来ない永く使える逸品といえます。 胴径 7.8㎝ 高さ 11㎝