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清水焼 御室窯 水指 色絵 オランダ
¥48,400
清水焼から御室窯の水指のご紹介です。 水指とは茶道の席中で釜に補給する水や、 茶碗や茶筅をすすぐ水を蓄えておく器です。 絵柄はオランダ写しとなっていますが、 この「オランダ」とは江戸時代にオランダ船 で日本にもたらされた陶磁器の総称ですが 茶道などでは、この水指に描かれている 黄色や青色や緑色で描かれている 「煙草の葉」が描かれている柄を 「オランダ」と呼んでいます。 この柄は、抹茶碗や水指などに広く使われ、 茶人の間でも古来より尊重されてきました。 「煙草の葉」が唐草文様の間に大きく 描かれていて絵筆が生き生きとしているのが 特徴ですが、絵柄はそれぞれ異なります。 形は寸胴型でどちらかというと細長く すらっとしてスマートな姿をしています。 白磁の生地に色彩豊かな画が描かれ鮮やかな 水指に仕上がっており棚にもよく映えて お点前の場を華やかに演出してくれます。 異国情緒をあふれる、数少ない水指の 一つといえます。 径 13.5㎝ 高さ 17.5㎝
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万古焼 青磁 水指
¥7,150
万古焼から青磁の水指のご紹介です。 水指は茶道の席中で釜に補給する水や、 茶碗や茶筅をすすぐ水を蓄えておく器です。 青磁は青みを帯びた釉薬がかかった 高火度焼成による磁器のやきものです。 本来、釉薬は雑木の灰に含まれる酸化鉄が 窯の中で還元し青色を呈します。 青磁は中国の唐代・五代にかけて完成され 宋代に最高潮に達し、官器として扱われ 貿易品として輸出されました。 日本国内では江戸時代になるまで自国生産が できなかったこともあり貴重品とされ その扱いも格が高いものとされました。 この水指は青緑の非常に美しい色をしており 青磁の良さを感じられるものと なっています。 全くの無地で形は寸胴型のシンプルな 形ですが、とても軽く扱いやすく なっています。 径 14㎝ 高さ 15㎝
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鵬雲斎好み写 水指 松竹梅 銀杏紋
¥99,000
茶道裏千家 第15代 前家元 鵬雲斎の好みを写した水指のご紹介です。 白土をろくろで挽き、色絵の絵付けをされたきれいな水指です。 裏千家の印である銀杏と桜の花びらが舞ったような雅なデザインとなっています。 胴周りには、銀杏の中に松竹梅と馬が描かれ、縁起がいい絵柄が使われています。 全体に大ぶりなサイズで外側上半分はろくろ目のような横筋が入り 縁が上がって落とし蓋の形状となっています。 口の部分には緑と金が交互に付けられ、蓋の摘みは花びらの形となっており 内側は赤、外側は緑の色が使われ凝った作りとなっています。 使われている色は、赤・金・緑・黄・銀・青などとても多くの色が使われており 豪華な色彩となっています。 茶席でも非常に映える、美しい水指といえます。 径 17㎝ 高さ 17.5㎝
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淡々斎好写 祥堂 作 青磁 渦 水指
¥88,000
茶道裏千家 十四世 淡々斎の好み写しで手塚祥堂 作の水指のご紹介です。 青磁の何んともいえない美しい色が特徴で、所々に大小様々な渦紋が 描かれているのではなく彫り込まれており、凹凸があります。 蓋は黒の木製で真塗ではなく、傷が目立ちにくい掻き合わせ風になっています。 全体としては少し小ぶりな感じがして、その姿はやや丸みを帯びながら 下の方が膨らんできて、高台の上でぐっと締まっています。 全体のバランスが良くコンパクトにまとまった、品のある形をしています。 合わせる棚によっては、とてもよく映える水指といえます。 青磁は格が高く色合いも棚に合わせやすいので、汎用性が高い水指と言えます。 口径 11㎝ 高さ 18.5㎝ 胴径 16.5㎝
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即中斎好み写し 色絵 水指 若竹
¥34,650
即中斎好み写しの色絵水指のご紹介です。 普通よりも細長く、ある程度の高さがあるこの水指は 「桑小卓」(くわこじょく)にぴったりのサイズとなっています。 桑小卓とは、仙叟好みの棚で、桑の木地が使われています。 矢を立てておく矢台より考案された棚で、地板は矢筈形になっています。 仙叟はこの棚を作って、表千家の江岑宗左に贈ったので、表千家で用いられ 裏千家でも玄々斎の時から端午に用いられるようになったと言われています。 この棚は横幅が狭く、高さがあるため、ぴったり合う水指が少ない傾向がありますが この水指はこの桑小卓に合う数少ない水指の一つと言えます。 若竹をイメージした絵柄は、春の訪れにふさわしいものとなっています。 白磁の生地に染付をメインとして、笹の葉の部分に緑色が使われ 筍には黄色が使われています。 径 13.5㎝ 高さ 20.5㎝
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美濃焼 水指 染付山水 朱金襴
¥12,650
美濃焼から染付山水・朱金襴の水指のご紹介です。 転写や判を使って、豪華さがあるのに価格が抑えられた水指です。 水指の下半分は染付山水、上半分は豪華な朱の上に金蘭の唐草模様があしらわれた 華やかなデザインとなっています。 染付山水の落ち着きと朱金襴の豪華さがお互いを引き立て合っています。 磁器製の生地にそれぞれの色が映えてきれいな配色となっています。 白磁の見える余白の部分もあるので、適度な空間によって高級感も出ています。 径 14㎝ 高さ 14㎝
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美濃焼 赤絵 水指
¥10,450
SOLD OUT
美濃焼から茶道で使う赤絵の水指のご紹介です。 ほぼ全面にわたって赤絵の柄がびっしりと描かれています。 間取りの中に花が描かれていたり、それ以外にも細かい柄が描かれていたり 赤絵以外にも緑色や金色が使われ、それぞれさわやかさと豪華な雰囲気が よく出ています。 側面の柄と蓋の表面の柄はほぼ同じで、踏襲した柄となっています。 生地は型で作られてはいますが、その分絵付けはしっかりと描かれています。 生地自体は軽く、取り扱いもしやすいと思われます。 これだけの絵付けがなされているので、コストパフォーマンスは非常に高いです。 ご自宅でお稽古などで使う分には、十分なクオリティーがあるといえます。 胴径 14㎝ 高さ 15㎝
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膳所焼(ぜぜやき) 祥瑞(しょんずい)蜜柑(みかん)水指
¥71,500
膳所焼(ぜぜやき)から祥瑞(しょんずい)の蜜柑(みかん)水指の ご紹介です。 「祥瑞」とは元々、中国明代末期に景徳鎮で作られた染付の茶器のことで 茶陶の染付では最上のものとされています。 当時の日本の茶人の注文で、景徳鎮の民窯で焼かれていた ということが分かっています。 祥瑞の器種は様々ありますが、この蜜柑水指も特に有名なものの一つとなっています。 それを膳所焼が写して作った水指ということになります。 蜜柑の形を模して作られており、全体に丸っこい形をしています。 蓋にはへたと葉っぱ8枚ほどが形として作られており、立体的な造形となっています。 柄は多くの部分が唐草と花、人がほぼすき間なくびっしりと描かれています。 口の下の周囲には間取りがたくさんあり、その中に山水画や青海波、菱文、 丸文などが描かれています。 内側は真っ白で全くの無地ですが、外側はほぼ全面にわたり描かれており 相当な手間と技術が注がれています。 胴径 21㎝ 高さ 18㎝
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信楽焼 宇田隆和 作 佐平窯 瀬戸釉 一重口(ひとえぐち) 水指
¥13,200
SOLD OUT
信楽焼から佐平窯、宇田隆和 作 瀬戸釉の水指のご紹介です。 茶褐色の土をろくろで挽き、成形された一重口(ひとえぐち)の水指です。 一重口とは、口造りの一種で、切立てのままの口造りをいいます。 切り立ったように、まっすぐにそびえ立つように作られています。 胴回りには、ろくろで挽いた跡が残っています。 このような、濃い茶色の釉薬は瀬戸釉と呼ばれ、侘びた風情があり 茶道具で使われています。 釉薬が濃く出ている部分と薄めになっている所があり、変化があります。 しっかりとした作りと重厚感と高級感ある雰囲気からすると、 大変リーズナブルな価格と言えます。 径 15.3㎝ 高さ 16.5㎝
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宮田豊 作 利休所持 千家名物 捻貫(ねじぬき)写し 水指
¥38,500
宮田豊 作の千家名物 捻貫(ねじぬき)写しの水指のご紹介です。 この捻貫水指は、千利休所持の水指とされています。 作家がそれを写して作られたものと思われます。 捻貫は、らせん状のろくろ目のある焼物をいい、 茶入れ、水指、建水、灰器などの胴の部分に見られ、古瀬戸の一種です。 水指の上半分に、荒めのろくろ目が五段付けられており 独特の造形となっています。 内側にも、ろくろ目の跡が見られ、全体としては中央部の胴が大きく その上下がすぼまっている、丸みを帯びたバランスのいい形をしています。 茶にかなった寸法で、利休好みのおだやかさを感じます。 外側の下地には、こげ茶色の瀬戸釉がかけられ、その上から灰色の釉薬が ろくろ目を中心にかけられ、瀬戸釉と混じり複雑な表情が出ています。 内側は灰色の釉薬のみがかけられ、内側と外側は完全の異なる風合いとなっています。 千利休が使ったであろう、「捻貫水指」に思いをはせ茶事をするのも、一興です。 口径 13.5㎝ 胴径 18.5㎝ 高さ 20㎝
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与平 作 青瓷雲鶴 水指
¥22,000
与平 作の青瓷雲鶴の水指のご紹介です。 この雲鶴手というのは、元々は高麗青瓷の一種で 雲鶴紋や狂言袴(きょうげんばかま)などの象嵌(ぞうがん)文様がみられます。 象嵌とは、素地に文様を彫ったり、押印の文様を付けて、その溝の中に 異色の泥を摺り込んで、上から釉薬を掛けて焼き上げる技法です。 雲鶴は文字通り、雲と鶴の模様ですが、狂言袴(きょうげんばかま)とは この水指にも見られるように、丸紋で狂言師の袴にある文様によく似ていることから この名前が付いたと言われています。 やや緑がかった釉薬で、細かい貫入が全体に見られ、高麗青瓷の やや濁った青瓷釉が茶の湯によく合ったといわれています。 明る過ぎない、高麗時代を想わせる、落ち着いたやさしい色合いは 他と合わせやすいので今でもファンが多く、日本で作り続けられています。 径 15.8㎝ 高さ 17㎝
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中島紀義 作 水指 朝鮮唐津
¥66,000
中島紀義 作の朝鮮唐津の水指のご紹介です。 「朝鮮唐津」は唐津焼の一種で、元々天正から寛永にかけて作られたものが多く 赤黒の土を使い、海鼠釉と黒飴釉を掛け分けにしたものです。 唐津の窯で焼かれたことと、作風が朝鮮中部の諸窯で焼かれたものの流れを 汲むところから「朝鮮唐津」と呼ばれたと思われます。 これは名物唐津の一つとされ、茶人の間でもてはやされてきたようです。 この水指はこの作風を模して作られています。 最下部は、無釉で土がむき出しになっていて、中央部は黒飴釉がかかっています。 蓋と口周りの上部は海鼠釉がかけられ、2種類の釉薬の境目の釉薬の変化が 見ものです。 形は最下部が膨らみ、 中央部は少し細まり、その上の口の部分のすぐ下が 一旦くびれて、その後口径が広がっています。 耳の部分は両方の釉薬がかかっています。 また、胴の部分と下部には、ヘラで削がれた跡が模様となっており デザインとされています。 蓋の摘みを大きめで使いやすくなっています。 全体に力強く、どっしりと重厚感のある水指となっています。 幅 19.5㎝ 口径 15㎝ 高さ 16㎝
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永豊 作 水指 宋胡録(すんころく)
¥26,400
永豊 作の宋胡録(すんころく)の水指のご紹介です。 宋胡録(すんころく)とは、タイの古都スワンカロークで 十三世紀から十六世紀に焼造された古陶で、その地名が訛って 宋胡録(すんころく)と呼ばれました。 鉄釉・藍呉須を用いて唐草紋や格子を描いて、その上から 白濁気味の灰釉がかかっています。 日本には、桃山時代から江戸時代初期にかけて輸入され 以来、茶人たちに親しまれてきました。 この水指は、こうしたタイの古陶を日本の作家が模して作っており 東南アジアの陶芸の作風を感じることが出来ます。 全体に薄手の作りで寸胴型、口径は少し広がっており また、下の方へ行くと一旦くびれて、少し高くなった台のような部分があって、 デザイン上の特徴になっており、とても安定しています。 所々に「御本」が見られるくらいで、鉄釉一色で描かれており、 シンプルですが異国情緒が漂う水指となっています。 径 15㎝ 高さ 17㎝
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京焼 瑞泉 作 染付 寿 山水芋頭(いもがしら)水指
¥52,800
京焼から瑞泉 作の芋頭(いもがしら)水指のご紹介です。 芋頭とは、茶入れや水指でよく見られる形の一種で 口がつぼみ尻張りで、里芋のような形をしているところから こう呼ばれるようになったようです。 水指の外側には、「寿」の字体を変えたモノが上下にたくさん書かれており 大変縁起のいいものとなっています。 その間には山水画が描かれています。 山や川や海、行きかう舟や鳥、松などの木々や建物など 風光明媚な景色が描かれていて、とても落ち着きます。 蓋にも、そのミニチュワのような山水画が描かれています。 摘みも珍しく、円錐形をしておりデザインの特徴となっています。 自然の風景が描写された、飽きの来ない水指となっています。 口径 12.5㎝ 胴径 18㎝ 高さ 20㎝
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京焼 よし三 作 細水指 秋草
¥49,500
SOLD OUT
京焼からよし三 作の秋草の細水指のご紹介です。 こうした普通の水指よりも細長い水指を「細水指」と呼び、 「中置」(なかおき)に用います。 「中置」とは風炉を畳の中央に据えて、お茶を点てることを言います。 10月初旬から炉開き(11月)までに使います。 火気が恋しくなる、この時季は冷気を感じるため、 風炉(火気)を客の方に近づけ、水指を勝手付の方へ遠ざける 心尽くしの扱いとなります。 赤土を使ってろくろ挽きで成型し、その上から白い釉薬を掛け 更にその上から数種類の秋草が、手描きで描かれています。 全体に色が薄めのやさしい雰囲気の画となっています。 秋草の構図もバランスがよく、色も緑、赤、黄、青、金色と 様々な色が使われています。 形はほぼ寸胴型で、ろくろ目が残されており、手作り感あふれる 造形となっています。 薄手に挽かれているので、とても軽くろくろによる造形の技術が 非常に高いことが分かります。 細長い耳が付いており、上半分は黒っぽく塗られてしめられています。 蓋はすくい蓋となっており、中央がへこんでいて、摘みは耳と同じで 黒く塗られています。 径 12.5㎝ 高さ 20.5㎝
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京焼 寅介 作 細水指 束柴(たばねしば)
¥29,700
SOLD OUT
京焼 寅介作の束柴の細水指のご紹介です。 こうした普通の水指よりも細長い水指を「細水指」と呼び、 「中置」(なかおき)に用います。 「中置」とは風炉を畳の中央に据えて、お茶を点てることを言います。 10月初旬から炉開き(11月)までに使います。 火気が恋しくなる、この時季は冷気を感じるため、 風炉(火気)を客の方に近づけ、水指を勝手付の方へ遠ざける 心尽くしの扱いとなります。 「束柴」(たばねしば)とは、柴を束ねたもので、柴は「柴刈り」の柴で 山野などにある雑木のことで、薪としての燃料や暖をとるため火にくべられます。 山で小枝などを集めてきて、それを縛って束にして 家や納屋の辺りに立てかけて置く様子が、秋から冬にかけての 季節の情景として、目に浮かんできてとても情緒があります。 この水指を使う頃と、「束柴」の季節はぴたりと一致しています。 黄瀬戸のような本体のベースの色に、木を思わせるこげ茶色が 縦に所々入れられています。 縦に溝が無数に入れられて、「柴」が表現されています。 その柴を束ねる太めの紐が緑色で作られていて、色彩のポイントとなっています。 その紐の部分だけ、柴が少しだけ食い込んで細くなっており、 リアルさも表現されています。 更に蓋の摘みは、柴の先端が三つ集まったように作られており とても洒落ています。 これだけの造作がなされていても、見た目より軽く 全体に薄手に作られていて、ろくろの技術が高いことがわかります。 胴径 15㎝ 高さ 21.5㎝
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菰山窯 宮田豊山 作 細水指 三島
¥18,590
SOLD OUT
菰山窯 宮田豊山 作の細水指のご紹介です。 こうした普通の水指よりも細長い水指を「細水指」と呼び、 「中置」(なかおき)に用います。 「中置」とは風炉を畳の中央に据えて、お茶を点てることを言います。 10月初旬から炉開き(11月)までに使います。 火気が恋しくなる、この時季は冷気を感じるため、 風炉(火気)を客の方に近づけ、水指を勝手付の方へ遠ざける 心尽くしの扱いとなります。 また、「三島」は元々、高麗の焼物で日本に早くから渡来している 象嵌(ぞうがん)青磁の一種です。 水指の表面に捺形か釘彫りなどをして、そこに白絵の具や化粧土を 埋め込んで(象嵌して)焼いて作られています。 三島の名称は、こうした文様が、昔静岡県の三島大社より頒布していた 暦に類似していることから、名付けられたと言われています。 この水指も外側は全面に、印花紋や線紋が彫られ、化粧土が象嵌されており 大変な手間と技術がかけられています。 持ってみると、大変軽く薄造りされており、これもろくろの技術が 高いことが分かると同時に、扱いやすくなっています。 形も底へ行くほど、緩やかに窄まっている美しい形をしています。 他の道具にも合わせやすい色合いとなっています。 径 13㎝ 高さ 22㎝
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文一 作 南蛮 平水指 お多福
¥66,000
かわら文一 作の平水指のご紹介です。 水指は茶道の席中に用いて、釜に補給する水や茶椀や茶筅などを すすぐ水を貯えておく器で、棚や長板に置いて使います。 こちらの水指は平水指といって、普通の水指に比べて口が広く 背が低くなっています。 水面を多く見せて涼感を出すために、夏の暑い時期に使われます。 長板などに置いて使うことが多くなっています。 この焼物は「南蛮」といって、元々は南の異国で焼かれた焼物の意で 特定の国や窯を指すものではありません。 このように茶褐色で無釉薬のものが多く、表面はざらっとしていて 焼き締めてあるのが特徴です。 水指の外側には意図的に、土のひび割れた箇所が無数に作ってあり 土味をダイレクトに感じて頂くことが出来ます。 水指全体の荒々しさに比べて、蓋の取っ手は繊細で対照的となっています。 蓋の表面は取っ手の周囲にヘラで円が描かれています。 平水指全体は、厚みがありふっくらとしていて、品名にもあるように お多福のイメージで作られています。 焼き締めてはありますが、念の為内側に釉薬が塗られて、水がしみ込んだり 漏れないようにされています。 渋めの水指は飽きも来にくく、永くお使い頂けるものとなっています。 胴径 23㎝ 高さ 13.5㎝
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北川竹久 山背(やましろ)窯 水指 高取 掛分
¥21,890
山背(やましろ)窯 北川竹久 作の水指のご紹介です。 赤茶色の土を使ってろくろ挽きで成形し作られています。 胴の部分が緩やかにくびれており、スタイリッシュなデザインとなっています。 生地の段階で千筋といわれる細かい横筋の削りが入れられていて その上から釉薬が掛けられています。 内側と外側の半分は明るい灰色の釉薬が掛けられ、外側の半分は 濃い茶褐色の釉薬が掛けられています。 2種類の釉薬が混じっている部分は、独特の窯変をしており 味わい深くなっています。 「高取」とは福岡県の高取焼、高取八山が黒田長政の命により 開窯したのが始まりの遠州七窯の一つで、この高取焼に使われる 同じ色合いの釉薬が使われていることを指しています。 この水指は高取焼ではなく京焼で、高取のような釉薬が使われて作られています。 造形も色合いや釉薬の掛け方もモダンさを感じられる逸品です。 高さ 17㎝ 径 14.8㎝
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萩焼 紅陽 作 白釉 水指
¥34,100
SOLD OUT
萩焼から林紅陽 作の茶道で水を入れて使う水指のご紹介です。 白い釉薬がとても美しい水指です どっしりとした姿は力強く、安定しており存在感があります。 蓋の摘みが特徴的で、意図的なのか、偶然なのか、 面白い形に変形しています。 水指の上部で一旦くびれており、その部分は釉薬がかかっていなく 生地が所々見えています。 胴の部分にはろくろ目が見えており、下部は少し太く作られています。 底の部分には赤茶色の少し粗めの土が見られ、萩らしい土が確認できます。 一見、大きく見えますが丸卓にも合わせられる大きさなので ほとんどの棚に合わせることができそうです。 きれいな白なので、黒や溜色など濃い色の棚や長板には ぱっちりと白が映えて、よく合います。 白一色のシンプルな色彩ですが、その造形と風合いは とても味わい深いものがあります。 径 16.5㎝ 高さ 18㎝
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信楽焼 宇田隆和 佐平窯 水指 朝鮮唐津 瓢形
¥12,100
SOLD OUT
信楽焼から瓢形の水指のご紹介です。 釉薬からすると朝鮮唐津か高取焼のような感じがしますが これは信楽焼の宇田隆和氏の佐平窯で作られた水指です。 このように他の産地の焼物の釉薬を使って、作陶するケースがあり この場合、朝鮮唐津の釉薬を使って、信楽焼で作った水指となります。 形は瓢箪(ひょうたん)の形をしており、上部が大きく下部が小さくなっていますが 全体のバランスが取れており、絶妙な造形となっています。 生地は薄手に挽かれており、大変軽く作られており、 ろくろの技術が高いことが分かります。 土物でありながら、繊細さすら感じさせるものとなっています。 ベージュの生地に、上部の濃い茶色から釉薬が垂れている様子は とても自然で、大変いい雰囲気となっています。 瓢は縁起もよく、薄い色彩のこの水指は黒い棚には大変映えそうです。 胴径 16㎝ 高さ 19㎝
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日本製 義山(ぎやまん)水指 竜胆(りんどう)
¥8,690
SOLD OUT
日本製のガラス素材の水指のご紹介です。 水指とは茶道で使う道具で、釜に注ぎ足す前の 水を溜めておく器で、棚などに飾ってお手前をする人の 前にある重要な道具の一つです。 その茶会のテーマや季節感、趣向などを主張する道具でもあり 大きく、存在感もあることから、取り合わせのキーにもなる道具です。 この水指は「義山」(ぎやまん)といってガラスのあて字で 昔はガラス製のものを「義山」と漢字で表現しました。 本来はダイヤモンド状の切込みのあるガラス製の器のことを言うようです。 金縁が入ったものが最も珍重されたようで、この水指は正にそれに当たります。 切込みにはカットしたものと鋳型で作られたものありますが これは鋳型で作られたものになります。 形は竜胆(りんどう)という植物の花の部分に似せて作られており 花が上を向いている状態の作りで、口の部分には花びらのギザギザもあり 胴の部分には縦にラインがいくつも通っています。 中の水が透けるので、とても涼し気で清涼感があり、暑い時期に使うと 涼を感じることが出来る水指です。 蓋となる塗り蓋も木製の本物が付いており、とてもリーズナブルな価格設定といえます。 径 16㎝ 高さ 16㎝ ガラス製
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清水焼 文月和香 作 水指 翡翠(かわせみ)
¥45,100
清水焼から文月和香 作の水指のご紹介です。 水指とは茶道で使う道具で、釜に注ぎ足す前の 水を溜めておく器で、棚などに飾ってお手前をする人の 前にある重要な道具の一つです。 その茶会のテーマや季節感、趣向などを主張する道具でもあり 大きく、存在感もあることから、取り合わせのキーにもなる道具です。 この水指は、白磁にカワセミの絵が描かれた、 さわやかで涼し気なものに仕上がっています。 カワセミは水辺に生息する小鳥で、鮮やかな水色と長いくちばしが特徴で この美しい外見から、「渓流の宝石」とも言われています。 鮮やかな水色の羽毛は、光の当たり方で緑色にも見えることから カワセミの漢字表記が、宝石のヒスイと同じ「翡翠」と書くのは そのためであると考えられています。 この水指は、新緑の季節から初夏くらいまでの、暑くなってくる季節に よく合います。 白磁の中に、正面に描かれたカワセミがとても引き立っていて 初夏に水辺の清涼感が伝わってきます。 持ち手の形状と金色も、ワンポイントとなっており シンプルで品格のあるデザインとなっています。 茶室に水辺の涼しさを呼んできてくれるような水指といえます。 径 16㎝ 高さ 19㎝