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日本製 銅製 銀瓶(ぎんびん)丸形 銀いぶし仕上げ 5合 900㏄
¥63,690
日本製の銀瓶(ぎんびん)のご紹介です。 銀瓶とは茶道などで使われる炭や電熱器に 掛けられる注器です。 上手の持ち手が付いており土瓶や鉄瓶に似た 形をしています。 本来、紅鉢や瓶掛けと呼ばれる小型の湯を 沸かす道具の上に置いて使われます。 この銀瓶は熟練の職人が銅板を加工して 作っており、継ぎ目がなく内側外側を見ると 打ち目が見られ、叩いて作られていることが 分かり大変な手間と高い技術が 注がれています。 外側は銀メッキを施されていますが酸化して 黒ずまないよう、いぶし加工がされ磨きなど の手入れが必要ないように配慮が なされています。 いぶした銀は鈍く輝く渋い風合いで抑えた 色合いとなっています。 持ち手には熱さを感じないよう弦が巻かれて おり、使いやすくなっています。 鎚目で作られているので大変軽く強度もあり 扱いやすくなっています。 匠の技が凝縮されてるだけでなく錆びにくい 実用的な側面もあり永くお使い頂ける 逸品です。 長さ 16.5cm 胴径 14.3㎝ 高さ 22㎝ 容量 900㏄
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瑞豊 作 片口水注 オランダ写
¥12,100
瑞豊 作の片口水注のご紹介です。 水注とは茶道で使う道具で席中(点前中)に 置かれた水指に水を補うための器です。 また、水注には片口と薬かんの2種類があり こちらは片口に属します。 片口水注は注ぎ口と取っ手のついた円筒形で 共の盛蓋が付いています。 絵柄はオランダ写しとなっていますが、 「オランダ」とは江戸時代にオランダ船で 日本にもたらされた陶磁器の総称です。 茶道などでは、この水注に描かれている 黄色と青色の半分ずつで描かれている 「煙草の葉」が描かれている柄を 「オランダ」と呼んでいます。 藍や黄で「煙草の葉」が唐草文様の間に 大きく描かれていて絵筆が生き生きと しているのが特徴で茶人の間でも 古来より尊重されてきました。 クリーム色の生地には細かい貫入があり 明るい風合いとなっています。 ほぼ全面に絵柄が描かれており、藍色が メインのシックなデザインといえます。 大きさの割に軽く作られており、扱いやすく なっています。 径 16㎝ 長さ 26㎝ 高さ 16㎝
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高岡銅器 秀峰 作 曽呂利(そろり)花入 唐銅
¥11,000
高岡銅器から曽呂利(そろり)花入の ご紹介です。 曽呂利とは、花入れの一種で口が細長く、 素紋(無紋)で輪高台になっています。 ソロリとした全体の姿からの称と言われて いるが、明らかではありません。 「山上宗二記」には「ソロリ、昔紹鷗所持、 天下無双の名物也。但、胡銅花入、 無文なるもの也」とあります。 この曽呂利は古銅仕上げになっており、 胴の部分は濃い茶色で首の細長い部分は 色が少し薄い茶色になっており、 変化がつけてあります。 茶道では曽呂利盆という曽呂利花入専用の 台の上に置いて使うことになっています。 少ない花で生ける、茶花に適した歴史のある 花入れです。 尾張徳川家伝来の大曽呂利花入は有名です。 胴径 7.5㎝ 高さ 27㎝
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美濃焼 林亮次 荘山窯 鉄絵 白志野 抹茶碗
¥11,000
美濃焼から林亮次 荘山窯の抹茶碗の ご紹介です。 美濃焼の代表的な焼き物の一つに志野焼が あります。 他の産地にはあまり見られない焼物の 一つです。 志野焼といえば、林亮次氏の荘山窯が 有名です。 この抹茶碗は白志野で志野では最も ベーシックな色で基本の色となっています。 正面には鉄絵が描かれており力強い デザインとなっています。 白土を手挽きで成形し志野の釉薬が 掛けられていますが釉薬に抹茶碗を浸ける 時に作り手が茶碗を持った時の指の跡が 三か所ついており、景色の一つと なっています。 外側はろくろ目が付いており、志野特有の ピンホールや貫入が入っており土物のよさが 感じられます。 形は尻張りで切立型、深さがあり底は ほぼ平らで変形させて作られています。 全体は楕円形で口の部分に凸凹があり、 胴周辺には一部削ぎ跡と膨らみがあり 手にしっくりと馴染み持ちやすく なっています。 口の下が一旦くびれてから上に広がっており 口当たりがよく飲みやすくなっています。 土ものの温かみ、手づくりの味わいを 感じられる逸品です。 幅 11㎝ 奥行 10.5㎝ 高さ 8.5㎝
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萩焼 小松健 作 耳付花入
¥6,170
萩焼から小松健 作の花入のご紹介です。 萩の小石の混じった茶色の土を使って 作られており釉薬の上からでも粗めの土が 分かり土ものの良さがよく出ています。 肌色の趣のある色合いとなっており所々に 濃淡があります。 胴にはろくろ目があり正面には縦に筋が入り 窪んでいます。 小さな耳が両横に付けられ、 口は締められています。 丸みは少なくどちらかというと寸胴型で 茶花に適した小ぶりなものになっています。 全体に貫入が見られ侘びた、いい風合いの 花入れに仕上がっています。 幅 8.5㎝ 奥行 8㎝ 高さ 20.5㎝
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高岡製 金谷浄雲 作 胡銅 写し 龍耳 花入
¥37,000
高岡製の金谷浄雲作の花入のご紹介です。 胡銅とは銅、錫、鉛の合金で茶褐色や 黒っぽい色をしています。 古銅とも呼ばれ、元々は中国や東南アジア、 中近東方面で作られていたことから 当時の日本で大変珍重されていました。 これらを写して作られた花入で、茶道では 格が高く「真」の部類に入ります。 鶴首のような形に長めの龍の耳が両側に 付いており時代を感じさせるデザインと なっています。 首は鶴首よりも太く、大きめの高台があり 風格のある造形にされています。 高台と首の中程に渦紋が入れられデザインの ポイントとなっています。 長い歴史があり荘厳な雰囲気を持つ この花入は花を引き立て茶室を 引き締めてくれる高級感ある道具と いえます。 幅 11㎝ 胴径 10.5㎝ 高さ 24.5㎝ 口径 4.5㎝ 金属製
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清水焼 御室窯 水指 色絵 オランダ
¥48,400
清水焼から御室窯の水指のご紹介です。 水指とは茶道の席中で釜に補給する水や、 茶碗や茶筅をすすぐ水を蓄えておく器です。 絵柄はオランダ写しとなっていますが、 この「オランダ」とは江戸時代にオランダ船 で日本にもたらされた陶磁器の総称ですが 茶道などでは、この水指に描かれている 黄色や青色や緑色で描かれている 「煙草の葉」が描かれている柄を 「オランダ」と呼んでいます。 この柄は、抹茶碗や水指などに広く使われ、 茶人の間でも古来より尊重されてきました。 「煙草の葉」が唐草文様の間に大きく 描かれていて絵筆が生き生きとしているのが 特徴ですが、絵柄はそれぞれ異なります。 形は寸胴型でどちらかというと細長く すらっとしてスマートな姿をしています。 白磁の生地に色彩豊かな画が描かれ鮮やかな 水指に仕上がっており棚にもよく映えて お点前の場を華やかに演出してくれます。 異国情緒をあふれる、数少ない水指の 一つといえます。 径 13.5㎝ 高さ 17.5㎝
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萩焼 永久勝斎 作 抹茶碗
¥13,900
萩焼から永久勝斎 作の抹茶碗のご紹介です。 雅味のある陶土と貫入の釉薬を生かした 独特の焼ものです。 萩特有の薄茶色の土をろくろ成形し作られた 少し大ぶりな抹茶碗です。 表面は釉薬が裂けて細かいひび割れが全体に 見られ力強い雰囲気が特徴となっています。 外側にはろくろ目がみられ、正面には 白い釉薬の垂れがあり趣のある風合いと なっています。 形は丸みが少なく井戸型に近く凛とした 存在感のある茶碗となっています。 高台は高めで立派なもので土の荒々しさを 感じます。 ずっしりと重厚感があり高級感を感じる 抹茶碗といえます。 口径 13.8㎝ 高さ 8.5㎝
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平戸焼 横石嘉助 作 青磁 花入 鳳凰耳
¥38,500
平戸焼から横石嘉助 作 青磁の花入の ご紹介です。 青磁とは青緑色の釉薬が掛かった磁器で 雑木の灰に含まれた酸化鉄が窯中で 還元焼成し青色が発色します。 青磁花入は茶道では「真」の花入に分類され 最も格の高い花入の一つとなっています。 床の間に飾っても場が締まる品格を もっています。 この花入は透き通るような美しい青色を しており艶のある風合いをしています。 青い薄い色はほとんどの花を引き立て 花の美しさを引き出してくれます。 胴は寸胴で首の部分には鳳凰の耳が 付いており口が開いている均整のとれた 形をしています。 どっしりとした安定感もあり、気品が漂う 美しい花器といえます。 胴径 12㎝ 高さ 25.5㎝
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越前塗 木製 曲建水 溜内黒 うるし塗
¥15,400
越前塗から木製の曲建水のご紹介です。 建水とは、茶道で抹茶碗を清めた際の水を 捨てる為の器です。 「建」は傾けこぼすの意味があり、 通称「こぼし」とも言われています。 すべて木製で作られており、側面は薄い板を 熱湯で曲げて作られており綴じ目が みられます。 側面の板の外側は横方向に細かい筋が 入れられ特徴となっています。 内側は黒、外側は溜色に塗られており、 落ち着いた雰囲気があります。 うるしで塗られているので、しっとりとした 表面の風合いとなっています。 径が大きく切立型で湯が捨てやすく、 使いやすくなっています。 軽くて扱いやすく、やさしさを感じる道具と いえます。 径 15㎝ 高さ 7.5㎝ 木製 うるし塗
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オランダ写 抹茶碗・振出・茶巾筒 三点セット(茶箱・野点用)
¥9,625
SOLD OUT
茶箱や野点籠などに入れて使う、 オランダ写しの抹茶碗と振出、茶巾筒の 三点セットのご紹介です。 屋外や旅先などでお茶を楽しむために、 茶箱や野点籠に入れられるよう、小ぶりな 作りとなっています。 お茶の携帯用のセットということが できます。 茶巾筒は茶巾を入れて置くためのもので 振出(ふりだし)は、金平糖などの小型の 菓子を入れる器で振り出して使うことから、 この名前がつきました。 抹茶碗も持ち運びにいいよう、通常よりも 小さく作られています。 絵柄はオランダ写しとなっていますが、 この「オランダ」とは江戸時代にオランダ船 で日本にもたらされた陶磁器の総称ですが 茶道などでは、この抹茶碗に描かれている 黄色と青色の半分ずつで描かれている 「煙草の葉」が描かれている柄を 「オランダ」と呼んでいます。 この柄は、抹茶碗や水指などに広く使われ、 茶人の間でも古来より尊重されてきました。 藍や黄で「煙草の葉」が唐草文様の間に 大きく描かれていて絵筆が生き生きと しているのが特徴ですが、絵柄はそれぞれ 異なります。 こちらの三点セットは白土を使った 土物ですが、表面に貫入がたくさん見られ 持つと軽くて繊細な感じを受けます。 柄は藍色を主体に描かれていますが、黄色や 赤、緑など様々な色が使われています。 絵柄もよく描かれていて雰囲気も元気のある いい感じに仕上がっています。 抹茶碗 口径 11㎝ 高さ 7㎝ 茶巾筒 径 4㎝ 高さ 5.5㎝ 振出 径 6㎝ 高さ 9.5㎝
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信楽焼 高橋楽斎 作 建水
¥21,890
信楽焼から高橋楽斎 作の建水のご紹介です。 建水とは、茶道で抹茶碗を清めた際の水を 捨てる為の器です。 「建」は傾けこぼすの意味があり、 通称「こぼし」とも言われています。 信楽の小石が混じった粗い土を使い成形し 焼き上げた土ものの良さが特徴の器です。 表面に小石が見られこげ茶色の焼色がついて 力強い風合いが出ています。 緑の釉薬の垂れが内外にあり、趣のある 雰囲気があります。 胴の部分には所々に長方形の角印が押されて おり変化が付けられています。 口が開いて胴に丸みがありくびれのある形で えふご型といって鷹匠の餌袋に似ていること から、この名前があります。 口径が大きく水が捨てやすく、どっしりと 安定した形状をしており、使いやすい建水と いえます。 径 12.5㎝ 高さ 9㎝
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平戸焼 横石嘉助 作 建水 白磁 青海波
¥17,600
平戸焼から横石嘉助 作の建水のご紹介です。 建水とは、茶道で抹茶碗を清めた際の水を 捨てる為の器です。 「建」は傾けこぼすの意味があり、 通称「こぼし」とも言われています。 白磁の生地の外側表面に青海波の彫り紋が 施され、大変な手間と高い技術が 注がれています。 白磁で全くの無地で一見地味に見えますが、 よく見るとレリーフ状の青海波が見られ 気品のあるデザインとなっています。 青海波は無限に広がる穏やかな波に 未来永劫の幸せの願いと人々の平安な 暮らしへの願いが込められた吉祥文様です。 大ぶりで口が広く、羽反り型となっており 水が捨てやすく使いやすくなっています。 胴に丸みがあって見た目の体裁も よくなっています。 白磁の美しさもあり飽きが来ず永く使える 建水といえます。 径 15㎝ 高さ 9㎝
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赤津焼 山口錠鉄 作 蓋置 総織部 夜学
¥14,850
赤津焼から山口錠鉄 作の蓋置のご紹介です。 蓋置とは茶道で使う釜の蓋を置く道具です。 柄杓を引くのにも用いますが茶会のテーマや 季節ごとに形や材質、柄などを合わせて 使います。 棚の上に飾ったりもするので非常に目立って 小さい道具ですが、なくてはならない 存在です。 この蓋置は夜学と呼ばれ、昔の中国で夜、 読書をする時に用いた灯明の火皿を置く台を 転用したものです。 甕(かめ)のような形をしており、火灯窓の ような透かしが数か所あります。 すべて手作りで成形され、透かしが施されて おり、反りなどメリハリのある造形で 作陶技術の高さを感じます。 全体に織部釉が掛けられた、総織部で侘びた 雰囲気を出しています。 秋の夜長、読書の季節にぴったりの 蓋置といえます。 径 6㎝ 高さ 6㎝
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萩焼 味舌隆司 作 白萩 かいらぎ 旅枕(たびまくら)掛け花入
¥5,500
萩焼 味舌隆司 作の掛け花入れのご紹介です。 掛け花入れとは、垂撥(すいはつ)や茶室の 床柱や壁などに掛ける小ぶりな花入れで、 茶道で使われることが多くなっていますが 一般の家庭などでも、気軽に掛けて 楽しむことが出来ます。 この花入れの後ろ側には、釘にひっかける 金具が付いており垂直面に釘があれば、 何処にでもかけることが出来ます。 金具は花入れの後ろ側に付いているので、 置いた状態で花を生けることも出来ます。 この花入れはその形が昔の旅宿の 枕(まくら)を連想させ「旅枕」 (たびまくら)と呼ばれています。 この花入れの特徴は何といっても、 白い「かいらぎ」に尽きます。 「かいらぎ」とは釉薬が縮れて粒状になった 部分をいいます。 「かいらぎ」は本来、刀剣の柄などを飾る 蝶鮫の皮のことで釉薬が縮れて、ざらめいて 荒れた肌が鮫皮に似ているのでこう呼ばれる ようになりました。 「かいらぎ」は、特に茶道などでは、景色と して喜ばれます。 土をろくろで挽き、白い釉薬がかけてあり、 釉薬が裂けて下の生地が見えている部分が 何か所もあり、亀裂の入り方が大胆で 力強い印象を受けます。 白釉の表面は艶やかで裏側まで釉薬が 掛かっています。 円筒形の生地は三か所に凹みがあり 変形させた造形で手づくりの味わいを 感じさせてくれます。 少しの花で季節を感じさせてくれる侘び茶・ 寂びの世界が広がります。 省スペース、少ない花で、独特の世界を 作り出してくれます。 径 8.5㎝ 高さ 13㎝
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萩焼 味舌隆司 作 白萩 かいらぎ 蹲(うずくまる)掛け花入
¥5,500
萩焼 味舌隆司 作の掛け花入れのご紹介です。 掛け花入れとは、垂撥(すいはつ)や茶室の 床柱や壁などに掛ける小ぶりな花入れで、 茶道で使われることが多くなっていますが 一般の家庭などでも、気軽に掛けて 楽しむことが出来ます。 この花入れの後ろ側には、釘にひっかける 金具が付いており垂直面に釘があれば、 何処にでもかけることが出来ます。 金具は花入れの後ろ側に付いているので、 置いた状態で花を生けることも出来ます。 この掛け花入れの形は、蹲(うずくまる)と いって、人がうずくまっているような 姿であることから、この名前が付きました。 元々、室町時代から作られていた、 農家の豆入れ・種壺・油壺などとして 使われていたものを茶人たちの好みにより、 掛け花入れとして用いるようになり 現在に至っています。 この花入れの特徴は何といっても、 白い「かいらぎ」に尽きます。 「かいらぎ」とは釉薬が縮れて粒状になった 部分をいいます。 「かいらぎ」は本来、刀剣の柄などを飾る 蝶鮫の皮のことで釉薬が縮れて、ざらめいて 荒れた肌が鮫皮に似ているのでこう呼ばれる ようになりました。 「かいらぎ」は、特に茶道などでは、景色と して喜ばれます。 土をろくろで挽き、白い釉薬がかけてあり、 釉薬が裂けて下の生地が見えている部分が 何か所もあり、亀裂の入り方が大胆で 力強い印象を受けます。 白釉の表面は艶やかで裏側まで釉薬が 掛かっています。 少しの花で季節を感じさせてくれる侘び茶・ 寂びの世界が広がります。 省スペース、少ない花で、独特の世界を 作り出してくれます。 幅 11.5㎝ 奥行 11.5㎝ 高さ 10㎝
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美濃焼 いちい窯 粉引 松葉 抹茶碗
¥9,680
美濃焼から松葉の抹茶碗のご紹介です。 茶色の土をろくろ挽きで成形し全体に粉引の 釉薬が掛けられています。 白地の所々に御本といわれる赤い斑紋が 現れており自然の景色となっています。 茶碗の内外に赤や青、グレーの松葉が 手描きされカラフルな色合いと なっています。 全体に丸みを帯び特に外側にはろくろ目が 見られ手づくりの味わいがあります。 生成りの自然の色合いと厚めの生地の どっしりとした茶碗です。 松葉は落ち葉になっても2本の葉が ばらばらにならず、しっかりとつながって いることから、離れ離れにならない 夫婦円満の意味があります。 松は一年中緑の葉をつける常緑樹なので 季節を問わず使えますが、落ち葉と捉えると 秋から冬にかけての落葉の季節となります。 江戸時代に松葉ちらしは将軍家だけが使える 紋様であった時期があり松の柄は格の高い ものの一つといえます。 口径 12㎝ 高さ 8㎝
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美濃焼 佐藤重造 作 松に月 黒織部 抹茶碗
¥8,800
美濃焼から佐藤重造 作の抹茶碗の ご紹介です。 白土をろくろ挽きし黒織部の釉薬を掛けて 作られています。 茶だまり(内側底部)が平らで、腰部が 張り出し切立に近い形で力強さがあります。 胴回りはくびれがあり、横方向に削ぎが いくつかあり凹凸を含め変化が 付けられています。 見た目は重厚な感じですが、生地は薄手に 挽かれており、ろくろ技術の高さが 感じられます。 正面には松と月と山の情景が白抜きの技法で 描かれています。 どっしりと安定感ありますが見た目よりも 軽く持ってみると繊細さも感じる 抹茶碗です。 幅 12㎝ 奥行 11.5㎝ 高さ 8㎝
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山中塗 鈴虫 扇面香合 桐木地
¥22,000
山中塗から鈴虫の木製香合のご紹介です。 香合とは香を入れる蓋付きの器で、茶道で 炭斗に仕組んだり棚に飾ったり、帛紗や 紙釜敷にのせて床の間に飾ったりもします。 風炉の時期は香木を入れるため、漆器が 使われることが多くなっています。 鑑賞の対象となることが多く、大変多くの 種類があります。 桐木地を使った扇面型の本体の上面に鈴虫が 精巧に作られており立体的になっています。 表面にはススキや女郎花などの秋草が さりげなく描かれており秋の風情を 感じて頂けます。 ススキは金色で描かれゴージャスな雰囲気が 出ています。 月が大きめに渋めに表現されており 独特の雰囲気が出ています。 右端には黒竹が貼り付けられており 侘びた雰囲気をより感じることが 出来ます。 内側は木地そのものなので、外側よりも 白っぽくなっており無地でシンプルに なっています。 扇面型で縁起が良く、秋を感じる香合と なっています。 幅 10㎝ 奥行 5.5㎝ 高さ 5.5㎝ 木製
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萩焼 紅陽 作 野点 抹茶碗
¥5,500
萩焼から林紅陽 作の抹茶碗のご紹介です。 野点籠などに入る小ぶりな抹茶碗です。 赤茶色の土をろくろ成形しビワ釉を掛けて 作られています。 肌色に近いやわらかい色合いで表面には 多くのピンホールや貫入が見られ力強い 雰囲気があります。 外側側面にはろくろ目が見られ正面には 白い釉薬の垂れが見られ趣のある景色と なっています。 手にすっぽり入るサイズで旅先や外出先でも 気軽にお茶を楽しめる抹茶碗です。 使い込んで頂くことで、「萩の七変化」と 言われる色の変化をお楽しみ頂けます。 小ぶりながら、存在感のある抹茶碗です。 口径 11㎝ 高さ 7.3㎝
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美濃焼 雅山窯 彫三島 抹茶碗
¥9,625
SOLD OUT
美濃焼から雅山窯の三島の抹茶碗の ご紹介です。 三島とは元々は朝鮮の陶磁器で、濃い鼠色の 素地土とその表面を白い化粧土で覆った、 一郡の半磁、半陶質のものを言います。 中でもこちらは、彫り三島と呼ばれるもので 朝鮮高麗末期より李朝初期にかけて 焼成された三島手の一種です。 胎土の表面に白化粧を塗抹し、箆で文様を 描き地土を現し、更に上釉を施して焼成した ものをいいます。 この抹茶碗は独特な文様と土色が特徴です。 手づくりの彫りの部分には凹凸があり多くの 手間が掛けられていることが分かります。 赤茶色の土をろくろ挽きで成形し手作業で 彫りが施されています。 季節を問わず、いつでも使える抹茶碗です。 口径 13.5㎝ 高さ 7㎝
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美濃焼 清秀作 黒織部 抹茶碗
¥12,100
美濃焼から黒織部の抹茶碗のご紹介です。 黒織部とは織部焼の一種で、元は慶長年間に 古田織部の好みにより、美濃元屋敷・ 弥七田窯で創製された一種の 「引出黒」です。 「引出黒」とは瀬戸・美濃地方の天目釉の 末期に起こった黒色陶のことで、瀬戸黒・ 織部黒・黒織部などのことを指します。 焼成中に、窯の中から鉄鋏などで引き出す ことからこの名前があります。 ほとんどの場合、器に鉄鋏の跡があります。 黒織部は沓型の茶碗がほとんどで、黒釉の 一部に窓を開け鉄釉で素朴な絵模様を 描き込んだり、ヘラなどで彫り文が 加えられたものがあります。 沓型とは、口作りは玉縁で、不規則な 楕円形をなし下部にくびれがある、鉢や 茶碗などをいいます。 この黒織部の抹茶碗も、ろくろで挽いた後、 変形され楕円形で味のある抹茶碗と なっています。 底は平らで側面は切立で外側にろくろ目が 残されています。 口作りは玉縁で厚みと幅があり力強い風合い となっています。 正面には、えくぼのようなへこみが付けられ 鉄絵が描かれています。 幅 12㎝ 奥行 10.5㎝ 高さ 7.8㎝
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赤津焼 松本鉄山 作 黄瀬戸 平茶碗
¥7,260
SOLD OUT
赤津焼から松本鉄山作の黄瀬戸の平茶碗の ご紹介です。 平茶碗は普通の抹茶碗に比べて、口径が広く 背が低くなっています。 これは、お客様に少しでも涼しく、お抹茶を 召し上がって頂くためにお茶が冷めやすく なるように、工夫がなされています。 土ものの抹茶碗ですが、ろくろの技術が 高いため、とても薄手に挽かれています。 見た目の土ものの重厚な印象とは異なり、 持ってみるととても繊細で作り手の思いや、 技術の高さを感じることが出来ます。 口作りは真円ではなく意図的に若干ゆがめて 作られています。 そのゆがみが面白く、この抹茶碗の特徴と なっています。 茶だまりの部分は平らではなく側面は比較的 角度のある状態となっています。 内側も外側も、ろくろで挽いた時の筋や ろくろ目が残されています。 全体に貫入が入っており、内外に緑の釉薬と 外側に縦に削ぎが三か所ずつあります。 黄瀬戸はベーシックな焼き物なので、一つは 欲しいものの一つです。 幅 15.4㎝ 奥行 15㎝ 高さ 5.5㎝
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松楽 作 赤楽茶碗 銘「和敬」福本積応 書付
¥17,380
佐々木松楽 作の赤楽茶碗のご紹介です。 楽焼は帰化人 飴屋(楽家初代 長次郎の父)が 創始したものとされ田中宗慶が豊臣秀吉から 「楽」の金印を拝領したことから楽焼の称が おこったとされています。 楽焼は茶道の盛行に伴い出現した日本独自の 産物であり質・形・色などその特徴はすべて 茶の湯の精神に合致しています。 楽焼には主に赤楽と黒楽があり、初期の 赤楽は聚楽土を用いたと言われています。 胎土の上に赤釉を塗って化粧し、透明度の 高い釉薬を掛け、比較的低温で 焼成しています。 楽焼は手捏ねの軟陶で、赤楽は豊臣秀吉が 好んだとされています。 この楽茶碗の大きさは標準的か少し大きめな 作りとなっています。 胴回りに一周削りが入れられ、締まっている ように感じられます。 丸みは少なく真っ直ぐに立ち上がって、 口の部分はわずかに内側に入っています。 正面は黒くなっており、分かりやすく なっています。 薄作りで軽く、持つと手にしっくりと馴染む ので飲みやすく扱いやすいと思われます。 福本積応氏の箱書があり、「和敬」という 銘が木箱の裏側に書かれています。 「和敬」は「和敬清寂」という茶道の精神・ 境地を表した言葉です。 和し合う心、敬い合う心を表しています。 意味深く進物に使えそうな体裁もいい 楽茶碗です。 胴径 12㎝ 高さ 8㎝