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五十二代 明珍宗理 作 火箸 砂鉄
¥22,000
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第五十二代 明珍宗理 作の火箸のご紹介です。 明珍家は、室町時代から続く甲冑師で「日本一の甲冑師」と評されました。 12世紀半ば、近衛天皇に鎧(よろい)と轡(くつわ)と献上すると 「光明白にして玉のごとく類まれなる珍器なり」と称賛されて 「明珍」の名を賜ったとされています。 大政奉還後、甲冑の製作を止め、茶席用の火箸を作り始め、 今日に至っています。 この火箸は砂鉄を使って作られています。 砂鉄とは、岩石中に存在する磁鉄鋼が、岩石の崩壊によって流されて 河床または海底に堆積して生じたもので、多量のチタンを含んでいます。 日本刀など玉鋼(たまはがね)の製作には欠かせない材料となっています。 砂鉄は錆びないと言われますが、正確に言うと砂鉄は既に黒錆びになっており これ以上錆がすすまない安定した状態となっています。 色は黒褐色の落ち着いた色で、シンプルなものとなっています。 持ち手付近に、「五十二代」と「明珍宗理作」とそれぞれ一本ずつに 刻印がなされていて、消えることはありません。 また火箸の先は細かいくぼみがいくつか作られていて、滑り止めの役割を 果たしていて、使いやすく工夫されています。 長さ 28㎝ 幅 1㎝ 砂鉄
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清五郎作 炉用 火箸
¥13,200
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茶道で使われる、本格的な火箸のご紹介です。 一般に火箸といっても様々な種類のものがありますが ここでは作家が作った、茶道で使われる正式な火箸のご紹介です。 火箸には大きく分けて2種類あります。 炉用と風炉用です。 炉の季節は11月から4月までの間の寒い時期です。 風炉で釜をかけるのは、5月から10月までの暖かい時期です。 その季節に応じて、火箸も変わってきます。 火力の弱い風炉の季節に使う火箸は、手で持つ部分が 金属がむき出しであるのに対し、火力の強い炉の季節に使う火箸は、 手で持つ部分が木で覆われているので、熱が手に伝わりにくく、 熱くなりにくいように作られています。 茶道の場合、灰の中に火箸を入れっぱなしにすることはありませんが 使う人がより使いやすいように工夫されています。 400年の茶道の歴史は様々な道具を完成形に進化させています。 長さ 28.8㎝