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林紅陽 作 萩 肩衝茶入れ  仕服付

¥26,400 税込

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林紅陽氏の肩衝き茶入れのご紹介です。

茶入れとは茶道で使う主に濃茶をいれる器で

象牙の蓋が付いて、仕服という茶入れを入れる裂地に入っています。

林紅陽氏は、萩焼では有名な作家で、この茶入れもよくできています。

茶入れは一般的に小さく、口造りや全体の造形も難易度が高く

茶入れがしっかりと作れる作家は技術が高いとされています。

上部から全体にかかっているのは、白い釉薬で正面には

白い釉薬の垂れが一本通っています。

胴あたりの中間部分は、萩焼らしい黄土色ですが、少し赤みがかっています。

下部は土そのものの濃い茶色とグレーの釉薬がかかっています。

様々な色が入り組んだ、複雑な風合いとなっています。

こげ茶色の土は粗く、全体にピンホールや表面のひびが所々に見られ

荒々しい、土味を感じて頂けます。

仕服の裂地も「名物裂」と言われる、特に珍重されたものを使う場合が

多くなっています。

「名物裂」とは鎌倉時代から江戸時代に渡来した、特定の染織もので

当時の茶人たちの見識で選ばれたもので、当時の所持者や伝来者の名が

付いたものや、地名や裂地の文様名が付いたものもあります。

この裂地は「俵屋金襴」と呼ばれ、薄い朽葉(くちば)色の地合いに、

茶 萌黄 黄 浅黄などの太、細の縦縞を繻子(しゅす)地で

織り出し、太縞の部分に龍紋を金糸と色糸で紋あげしている錦織の一種です。

俵屋は京都西陣の機屋(はたや)の名で、明朝様式の錦の織法を伝える

唐織を始めたと伝えられています。



胴径 6㎝  高さ 9㎝

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