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「常滑焼・万古焼の急須フェア」
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膳所焼(ぜぜやき)は近江の国膳所(大津市膳所)で焼かれた焼物を言います。
瀬田焼という名で1615年頃に起こったということです。
当時、小堀遠州は近江奉行であり、元和7年に膳所城主となって
瀬田も領した菅沼定芳は遠州とも交流のある数寄者であり、1634年に
これに代わった石川忠総は遠州の弟子であったことから、遠州の指導が考えられ
膳所焼の名が上がりました。
膳所焼の抹茶碗は今でも、お茶会に使われることがあります。
渋い鉄釉が三分の一程かけてありますが、これを掛け分けとか片身替わりといいます。
茶碗本体は、薄手で軽く本体には、ろくろ目が残されています。
口の部分は羽反り型となっており、飲みやすくなっています。
また、口のすぐ下の部分にくびれが作られているのが特徴です。
2種類の釉薬がかかっていますが、その境目が微妙な窯変をしていて
何とも言えない、いい風合いになっています。
それぞれの釉薬の中でも、釉薬の垂れがあり、風情のあるお茶碗に仕上がっています。
径13㎝ 高さ7㎝
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