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五十二代 明珍宗理 作 火箸 砂鉄
¥22,000 税込
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第五十二代 明珍宗理 作の火箸のご紹介です。
明珍家は、室町時代から続く甲冑師で「日本一の甲冑師」と評されました。
12世紀半ば、近衛天皇に鎧(よろい)と轡(くつわ)と献上すると
「光明白にして玉のごとく類まれなる珍器なり」と称賛されて
「明珍」の名を賜ったとされています。
大政奉還後、甲冑の製作を止め、茶席用の火箸を作り始め、
今日に至っています。
この火箸は砂鉄を使って作られています。
砂鉄とは、岩石中に存在する磁鉄鋼が、岩石の崩壊によって流されて
河床または海底に堆積して生じたもので、多量のチタンを含んでいます。
日本刀など玉鋼(たまはがね)の製作には欠かせない材料となっています。
砂鉄は錆びないと言われますが、正確に言うと砂鉄は既に黒錆びになっており
これ以上錆がすすまない安定した状態となっています。
色は黒褐色の落ち着いた色で、シンプルなものとなっています。
持ち手付近に、「五十二代」と「明珍宗理作」とそれぞれ一本ずつに
刻印がなされていて、消えることはありません。
また火箸の先は細かいくぼみがいくつか作られていて、滑り止めの役割を
果たしていて、使いやすく工夫されています。
長さ 28㎝ 幅 1㎝
砂鉄
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