讃岐塗 木製 後藤塗 給仕盆 岡山型 24㎝
¥6,160 税込
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讃岐塗から後藤塗の木製くりぬきの給仕盆のご紹介です。
「後藤塗」とは後藤太平が明治2年に完成した漆塗法です。
旧士族の後藤氏は讃岐漆器の始祖 玉楮象谷(たまかじぞうこく)と
親交のあった風流人で、渋好みのうるし塗柄を出そうと研究していました。
ある日、漆塗面に付いた塵が何とも言えない自然な柄文様を出しているのに
ヒントを得て、この仕法を案出しました。
後藤塗は二十数回の工程を経て仕上がりますので、大変堅牢に出来ています。
年月を経るに従い、下の朱漆面の色彩が自然に露出して、
麗しい色調を呈してくるようになります。
朱と黒を基調とした塗りは、色彩の最高調和で、いつまでも飽きない
文様感覚は塗仕法の古典です。
讃岐の漆器業界は後藤氏から継承したこの仕法を
創業者の偉業を偲んで、その名を永久に残すよう「後藤塗」と名付けています。
「後藤塗」は昭和51年、国の伝統工芸品に指定されています。
また、このお盆は「岡山型」といって、岡山県の鵜城彫りの木地として
讃岐の木地が出荷されていた型で、表面の平面の部分が多く
渕は垂直に上に上がっており、特徴のある形となっています。
裏側は讃岐塗が得意の象谷彫りに木目が見える、すり漆となっており
表面とは全く異なる技法で作られています。
表裏が全く異なる風合いであることが、一つのデザインとなっています。
裏面のすり漆は、讃岐漆器の素朴な特徴で、滑り止めや
傷が目立ちにくいなどの長所があります。
いずれをとっても、永く使えることは共通のメリットとなります。
径 24㎝ 高さ 1.7㎝
木製 うるし塗
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