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「常滑焼・万古焼の急須フェア」
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清水焼から三代 山川巖 作の陶額のご紹介です。
陶額とは、板状の陶器に絵付けをして焼いたものを
額に入れて飾るものです。
通常絵などは、紙やキャンパスに描いたものを額に入れて飾りますが
陶器に描いた絵は、紙やキャンパスに描いたものとは
趣きや雰囲気が異なり、独特な風合いが出て参ります。
また、紙やキャンパスなどに描いたものは水彩画や油絵でも、経年劣化があり
時代が経つと色があせたり変色して、元の色彩を維持することは
難しくなってきます。
従って、いずれは画の修復作業というものが必要となってきます。
しかし、陶板に絵付けをしたものは、何百度場合によっては千度以上で
焼き上げるので、経年劣化が起こりにくく、変色も極めて少ないので
元々の画の色をほぼ初期の状態のまま、維持することが出来ます。
劣化がほとんどない、陶額は非常に永く飾って頂けるという利点があります。
作家の山川巖氏は、茶道具である抹茶椀などを作っておられ、茶陶に携わっているので
こうした趣のある絵柄も描かれています。
この「雪笹」もよく抹茶碗の絵柄に使われることがあります。
文字通り雪が積もった笹が描かれていますが、これは冬の情景を描いただけではなく
厳しい冬に竹や笹がじっと耐え忍んでいるようにも見えます。
鉄釉で竹や笹を表現し、一部金色も使われて変化がつけられています。
雪は白い釉薬で表現されています。
緑色も使われデザイン上のポイントとなっています。
「耐え忍ぶ」大切さという解釈だと、奥深い意味を持ってきます。
34.2㎝ × 29.5㎝ × 3㎝
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