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「常滑焼・万古焼の急須フェア」
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山中塗から、木製くりぬきの食籠(じきろう)のご紹介です。
食籠(じきろう)とは、食べ物を入れる器で
蓋が付いていて、形は丸いものが多いです。
表千家さんのお茶会では、お菓子を入れて菓子器として
使われることが多いようです。
蓋が付いているので、ホコリが入らず、お菓子など食材の乾燥も防いでくれます。
また、外側は朱塗りの上に金色の網目の柄が描かれており、豪華さがあります。
内側はシンプルに黒一色ですが、それゆえに食材が引き立って見えます。
網目の柄は昔から、大漁とか一網打尽を連想させ、縁起のいい柄なので
好んで網目柄の器を使う方がいらっしゃいます。
網目柄は同じ模様を繰り返すことから「永遠に続くもの」を意味し、
「健康が続く」長寿の象徴とされてきました。
「網」で福を「からめとる」とか「すくいとる」意味があり、縁起のいい吉祥文です。
また、網目は人間の血管に似ていることから
「網目の器を使うと、中風(脳出血・脳梗塞)にならない」
という言い伝えも残っています。
また、「結びつきが強く、離れない」という意味もあるそうです。
この食籠のもう一つの特徴は、干菓子器が一枚付いており
食籠の中にぴたりと収納できることです。
干菓子器は朱塗りで木目が見える仕上げがなされています。
実際に使うときには、食籠には主菓子を入れ、干菓子器に干菓子を
盛って別々に出しますので、どちらのお菓子にも対応することが出来ます。
本来、主菓子は量感のある生菓子で濃い茶に使われることが多く、
干菓子は薄茶ですが、実際には薄茶でも主菓子が使われることが多くなっています。
菓子以外にも、様々なお料理や食材を盛って使うこともできます。
食籠 径 20.5㎝ 高さ 13㎝
干菓子器 径 19.3㎝ 高さ 2㎝
木製 うるし塗
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